原田秀雄の日常日記

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原田秀雄の不動産情報その3

原田秀雄です。

今日の不動産情報はこれです!

 

 木造、鉄骨、RCの違いとは?

賃貸でも売買でも、構造を気にされる方が多い印象を受けています。 
大手のデベロッパーやハウスメーカーが企画・施行した物件であればどの構造体でも国の基準を大幅に上回る性能を持った部材を使用していますがその分、家賃や建築費も高め。 

気になる部分とは思いますが、構造体は目に見えづらい部分です。
外装や内装をしてしまうと、構造体がなんだかわかりづらくなりますよね?
今日はそのあたりを解説したいと思います。

 

構造の種類

おおまかには

・木造
鉄骨(重量鉄骨、軽量鉄骨)
RC(鉄筋コンクリート造)
SRC(鉄骨鉄筋コンリート造)
の4種類があります。

 

1.木造建築

とある大手ハウスメーカーの木造建築。日本古来からある工法です。
柱、梁、筋交いを使い、組み立てていく工法です。(2×4など木造で異なる工法のものも存在します。)
鉄と比べると加工が容易なので設計の自由度が高いですが、柱と梁の本数が多くなってしまうため間取りの制約がでてきてしまうのが難点です。
具体的にどのような間取りが苦手かと言うと、広い窓をつけるような設計のロングスパン。途中で柱や壁がどこかに入ってくることが多いですね。

日本ではまだまだ主流な工法と言えます。建築費も鉄骨やRCと比べても安く、解体費という視点で見ても他の工法と比べても安いです。

2.鉄骨構造

鉄骨造には"重量鉄骨造"と"軽量鉄骨造"があります。
軽量鉄骨造は細い鉄骨を沢山使い強度を出しています。
対して重量鉄骨は太い大きな柱や梁を使うことにより強度を出しています。

細いところでいうと鉄骨の厚みに差があります。

3.RC構造(鉄筋コンクリート造)

いわゆるコンクリ造。 正式には、「鉄筋コンクリート造」といいます。
これはとあるマンションを施工中のもの。左側に見えているのはユニットバスです。むき出しの状態だとこういう感じです。
これから床を施工していくところです。超大手の有名なマンションなので相場よりもかなり販売価格や賃貸価格が高いマンションなのですが、お値段が高いだけあって使っている材料壁の厚み等含めてきちんとしています。良いものは高い!

RCの特徴としては鉄筋の骨組みにコンクリを流し込んで施工していきます。
この写真のように隣の家との壁までコンクリの躯体であれば音の心配もないですね。もちろん床もコンクリ。
建築費も解体費用も高め。また、建物の重さも重くなるため、それなりの地盤改良や杭打ちが必要になります。

4.SRC(鉄骨鉄筋コンクリート造)

ちなみにSRCという構造がありますが、あれは鉄骨鉄筋コンクリートという構造です。
鉄骨の柱の周りをコンクリートで固めていく工法ですね。よほどの大型マンションやビルでないとあまり馴染みがないかもしれません。

 

ちなみに賃貸の検索をする際に"アパートorマンション"という項目がある場合があります。
アパート→木造、軽量鉄骨
マンション→重量鉄骨、RC・SRC
という区分けになっています。

 

メリット、デメリットはそれぞれにあると思いますが、都合合う物件が見つかるといいですよね!

 

原田秀雄でした